もう、本当に限界だったから。
友達にも先生にも引き止められたけど、
わたしにはもう行く元気がなかった。
正直放っておいて欲しいと思ったくらい。
たまたま、同じグループの仲間がひとり
料理の道へすすみたいと同じ時期に大学を辞めた。
なので、あまり私の事だけが注目されずに済んだかも。
わたしはひっそりと大学を去った。
死ぬかもしれない!
そう思って大学から必死の思いで帰った日。
寝ても寝ても体調はよくならなかった。
初めて感じた、死への恐怖。
それでも、食べる事ができなかった。
食べても本当に雀の涙ほど、、、そして寝る。
その繰り返し、よくなるはずもない。
むしろ悪化していくのを感じる。
本当に恐怖だった~。
母も心配してるようだったけど、無理に食べろとは言わなかった。
きっと言えば私がまた反抗して、
よけい食べないとでも思ったのかな?
母もまた、怖くて声がかけれなかったのかもしれない。
そんな時にある出来事がおこった。
意識が朦朧とする毎日の中、
わたしは今でもそのことはハッキリ覚えてるんだよね。
一本の電話のお陰で、一時的にだけど食べる事ができた。
小5からの親友の電話。
実は私がしっかり食べる事ができたのは
彼女との電話のお陰。
彼女とはちょっと変わった親友関係。
もちろん、誰よりも長い付き合いで、他の誰よりよく会うし、
誰もが認める仲良しだったんだけど
まったく深い話をしない仲だったりする。(笑)
便秘妊娠DOSとdonts
いや、悩みごとなら今のママ友のほうが知ってるし、
働いていた時だって、そのとき知り合った友達の方がよく
相談にのあったりもしてもらっていた。
それでも彼女が一番の親友・・・。
そう本当に不思議な親友。
とにかく彼女といると笑える。
一緒にいると、くだらない話でずーーーと、笑ってる。
たとえば道を歩いてたら変な人がいて
ずっとそれをいじって笑ってたり、小学生レベルの笑い。
小学生のままの付き合いがずっと続いてる感じ。
でも、この拒食症にはそんな彼女の存在
とても良い影響を与えてくれたの。
私が激やせした時、友達みんなが言った。
「大丈夫?痩せ過ぎだよ!」
「もっと食べた方がいいよ!」
もちろんこれは私のことを心配して言ってくれて言葉。
いまならわかる。
感謝の気持ちでいっぱいだ。
でも、そのとき私にはいじわるにしか聞こえなかった。
「痩せた私をみんなまた太らせようとしてるのね!」
「そんな罠にはひっかからない!」って、何故だかそう思った。
今ならどうかしてる!ってわかるけど、
その時はまるで聞こえなかった。
ただ1人、なんにも言ってこなかった友達がいる。
それが彼女だった。
その時、彼女は栄養の専門学校へ通っていた。
私は大学で、会う時間もあまりなかったっていうのも
あったけど、とにかく太ってようが
痩せてようがまったくその話には全く触れてこなかった。
(いま思えば、栄養士目指してたくせに
なんのアドバイスもしてこない彼女ってすごいな・・・)
ティーンエイジャーの肥満
彼女からの電話はかけたのか?かかってきたのか?
ちょっと覚えてない、、、。
でも、久しぶりに話した記憶はある。
でも、その時の電話の内容ははっきり覚えてる。
具合が悪い事はいっさい隠して、
私はいつものようにくだらない話して笑って話した。
、、、、ふと私は何を思ったか?
「体重計って毎日乗ってる?」って、彼女に質問してみた。
「乗らないよ~。そういや最近のってないな!(笑)」
「え!毎日乗らないの!?」
「毎日は乗らないよ~(あたりまえじゃんみたいな口調)」
そう、それだけの会話。
それだけの会話だったけど、私の中で何かがすごい衝撃が走った!!
体重計に毎日のらないで生きてる人がいるのか!?って(笑)
しかも、超~能天気にそう話してる!
突然、痩せることにこだわってるのが
アホらしくしくなった。
体重にこだわるのって、くだらないことだったんだ!って思った。
だって、そうでしょ?
死ぬかもしれないって思うのに、
それでも食べる事ができずに、毎日布団で横たわる自分。
もう何年も体重のことばかり、
一分一秒ずっとその事ばかり考えて苦しんでいるのに。
彼女は体重計にしばらく乗ってないって!!
体重計に乗る事がどうでもいいことのように、
軽快に笑ったの、、、。
ちなみに彼女の体型は中肉中背か、やや肉付きの良いほう、
けして痩せてるほうじゃないのに~~(笑)
赤ちゃんの便秘からの救済
そのとき彼女は、
「でもこれじゃあ太っちゃうよね」とか
「増えてたら怖いな~」「ダイエットしたいんだよね~」とか余計な事をいわなかった。
「そういや、乗ってないや~けっこう計ってないな〜!」
いや本当、能天気にそう言い放ったのが衝撃だった~(笑)
私の周りには多少なりとも体型や体重にきをつかってる人が多かった。
痩せてるのに、
「ちょっと太っちゃって、ダイエットしないとなぁ」とか。
本当にちょっとぽっちゃりしてて、
「ダイエットしてるから、お昼はりんごだけにするー」とか。
(りんごやバナナの単品ダイエットが流行っていた時期。)
持つべき物は能天気な親友・・・。
本気でそう思った・・・。
そこから、私はとりあえず今は食べて寝よう!
やっとそう決心した!
あんなに衰弱していて、
記憶があいまいなのにこの事はハッキリ今でも覚えている。
バカみたいな話でしょ?
でも、なぜか頭を強く殴られたような
衝撃が走ったんだよね~!!
カルチャーショックってこういう事なんだろうと思う。(笑)
わたしはとにかく食べた。
かなりの量を食べた、そして体を休めるべく寝た。
体を治すことにすべてを集中した。
もしここで友達と話さなかったら、
私はそのまま衰弱して行ったと思う。
入院していたかもしれない。
なにか体に傷が残ったかもしれない。
人生の分かれ道だったと思う。
もちろん、一時的に回復はしたけど、
完治まではいかず、この後も長い時間摂食障害に付き合うことになる。
でも、一番危険な状態の時に一時的ではあったけど、
しっかり食べて体と心を休める事ができたのは、
すごく幸運な出来事だったと思う。
この事が、私の人生を大きくかえたのは間違いない。
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